イギリスのエクセター大学(https://www.exeter.ac.uk/)の相澤邦彦先生が筆頭著者となり、当社の研究チームが共著者として参加した「アサイゲルマニウムの多機能性、特に心血管系への効果に注目した総説」が2月4日にPHYSIOLOGICAL REPORTS誌に掲載されました。
タイトル;Organogermanium: Potential beneficial effects on the cardiovascular system
著者 ;Kunihiko Aizawa, Takashi Nakamura, Yasuhiro Shimada, Tomoya Takeda, Junya Azumi, Angela C. Shore
掲載誌 ;Physiological Reports: Volume 13, Issue 3 (2025)
URL ;https://physoc.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.14814/phy2.70234
<内容について>
この論文は、アサイゲルマニウムのこれまでの研究成果を網羅的に解説したものです。
安全性の紹介から始まり、生体分子との相互作用、免疫細胞であるマクロファージの活性化、赤血球代謝促進作用、抗酸化、抗炎症、降圧作用などをまとめています。
特に注目すべきは、2024年に報告された「赤血球代謝促進作用」に関する内容です。
老化赤血球の除去と新たな赤血球の生成の両方に関わる物質(化合物)は世の中にあまり存在していないことに触れ、このユニークな特性を持つアサイゲルマニウムが循環器系全体、ひいては心血管機能に重要な役割を持つ可能性を示唆しています。
さらに「赤血球代謝促進作用」を介して運動パフォーマンスの向上や、運動後の回復に良い影響を与える可能性があるだろうと述べています。
これらの研究成果を踏まえ、今後の課題として、特に人種を限定しないでヒト試験を行い、さらなる生理学的作用の検証が必要であることを強調し、締めくくっています。