免疫

免疫は、感染症から体を守ったり、体内で発生したがん細胞を排除したり、 私たちが健康に過ごすためにとても重要な働きをします。 アサイゲルマニウムが、免疫に対してどのような作用があるのかを研究しました。

免疫の第一線、自然免疫のNK(ナチュラルキラー)細胞を活性化

リンパ球の一種であるNK細胞は、体内のウイルス感染細胞やがん細胞を発見すると、活性化して攻撃します。

方法

健康な人9人を、3人ずつ3群に分け、アサイゲルマニウムをそれぞれ25, 50, 100 mg/kg摂取してもらい、末梢血リンパ球のNK細胞の活性を測定しました。

アサイゲルマニウム飲用後の血中のNK細胞活性

結果

いずれの群も、アサイゲルマニウム摂取1日後よりNK細胞の活性が上昇し、その後3日間活性が維持されることがわかりました。

麻生 久、石田 名香雄 免疫と疾患 第5版 第4号 別冊(1983)

免疫システム全体の調整役、「インターフェロン-ガンマ」を活性化

インターフェロン-ガンマは、直接的な抗腫瘍作用や、細胞増殖抑制、NK細胞やマクロファージの活性化など、免疫システム全体に広く関わっています。

方法
健康な人12名にアサイゲルマニウムを摂取(75mg/kg)してもらい、血液中のインターフェロンの活性にどのような変化が出たのかを調べました。

アサイゲルマニウム飲用後のインターフェロン活性の変化

結果

年齢に関わらず、アサイゲルマニウムを摂取してもらった12名全ての人のインターフェロン活性が上昇しました。インターフェロン-ガンマを活性化させることで、複雑に働く免疫システムの調整に役立っていると考えられます。また、インターフェロン活性のピークは、摂取後、約30時間後であることも確認されました。

Miyao K et. al. Current Chemother. Infect. Dis. (1980)