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研究部門紹介

研究部門では、特にアサイゲルマニウムの作用メカニズム解明、健康増進作用に関する研究を行っています。
近年は、大学との共同研究をはじめ、論文投稿や学会発表も積極的に行っています。

生物室:アサイゲルマニウムの多様な働きへの挑戦

生物室では、主にアサイゲルマニウムの作用メカニズムについて研究しています。
生体に有用とされている物質は、構造が複雑なものや化合物の混合体であることが一般的です。
一方でアサイゲルマニウムは、単純な構造を持つ単一物質でありながら、多岐にわたって生体に有用な作用をもたらします。
近年、アサイゲルマニウムと生体内の重要な働きを担う分子との相互作用が明らかになり、アサイゲルマニウムの新たな利用方法の確立が期待されています。

化学室:合成技術研究を経て、相互作用研究へ

化学室では、アサイゲルマニウムの構造解析をはじめとした物性の解析や分析技術の確立の他、アサイゲルマニウムの完成後も500種類を超える有機ゲルマニウム化合物の合成に取り組んできました。
その蓄積されたノウハウは、生体内分子との相互作用研究※1や、異性化糖技術※2、ゲルマニウム化合物の回収技術(リサイクル研究)に生かされています。

  • ※1;相互作用;原子や分子同士が互いに結合したり、分離したりする作用のこと。
  • ※2;糖の異性化:デンプンなどのある種の糖を、ブドウ糖や果糖などに変換すること。ゲルマニウムの利用により、希少糖と呼ばれる糖を高収率で変換できることが報告されている。